
六角ボルトの規格「JIS B
1180」は『本体規格』と『附属書JA』の2種類に分かれています。
現在一般的に流通している多くの六角ボルトは「JIS B 1180」の『附属書JA』で作られています。機械的性質はJA.4.2項に「ステンレスボルトの機械的性質は受渡当事者間の協定による。特に支障がない限り、機械的性質は、JIS B 1054-1を適用するのがよい。」とされています。しかし実際はJIS B
1054-1を適用しているステンレス六角ボルトは少なく、強度保証されていない製品が多く流通しています。
一般流通している『附属書JA』のステンレス六角ボルトの強度は基本的に保証されておりませんが、『本体規格』のステンレス六角ボルトの機械的性質ではJIS B 1054-1(耐食ステンレス鋼製締結部品の機械的性質―第1部:ボルト、小ねじ及び植込みボルト)に基づいて強度保証されています。(M24径以下は引張強さ700N/㎟以上)
また、寸法形状も『附属書JA』と『本体規格』では違うところがあります。(目立つ箇所としては、M10径とM12径の平径が『本体規格』と『附属書JA』では異なっていたり、頭部裏に座があったりなど。)
将来的に『附属書JA』は廃止され、『本体規格』に一本化されていく方向です。
その為、『附属書JA』は新しい設計では使わないのが望ましい旨、記載されました。
また、欧米を中心とした世界の主流はISO規格であり、強度保証の観点からもISO規格に沿った「JIS本体規格」や「A2-70(強度保証)」のステンレス六角ボルトの需要が高まりつつあります。
弊社ではこのように需要の高まりつつある「JIS本体規格のA2-70強度保証のステンレス六角ボルト」を在庫販売しております。
まだ流通量の少ない「JIS 本体規格」のステンレス六角ボルトですが、新規設計案件ではよく見られるようになってきております。当社在庫品をお役立て下さい!
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