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SDCクリーンボルトは焼き付き防止機能を備えた、クリーン環境用ファスナーです。
「SDCプラズマ表面効果処理」により、ステンレス鋼(SUS316/316L)の金属内部に傾斜的な硬化層を形成することで生地そのものを硬化させ、焼き付きやかじりを防止する画期的な商品です。
通常、焼き付き防止にはグリス(焼き付き防止剤)を使用しますが、不純物を嫌う半導体製造装置やクリーンルーム内、食品・飲料関係、化粧品、医薬品関係の製造装置や配管部など、ボルト・ナットの締結に潤滑剤やメッキ・コーティングなどの焼き付き防止対策ができない箇所での使用に最適です。 |
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Q1. |
半導体製造装置内部の設備の組み立て時に本体のタップにキャップスクリューを締めていたが、外すときにボルトが焼き付いて取れなくなったり、本体を傷つけてしまうおとがある。
高価な設備なので何とか対策を取りたいのですが、良い製品はありますか。 |
A1. |
ステンレスボルトの焼き付き・かじりを防止します!
ステンレスボルトは締結時に、ネジ部の膨張が大きくなり焼き付きが起きやすくなります。
「SDCクリーンボルト」は、「SDCプラズマ表面効果処理」によって金属内部に傾斜的な硬化層が得られている為、強いトルクで締めても焼き付き・かじりは発生致しません。是非「SDCクリーンボルト」をお使い下さい。 |
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Q2. |
食品製造設備での使用なので、潤滑剤やめっきが使用できません。
洗浄の為、何度も生地(無処理)のまま締めると、ステンレスボルトが焼き付いてしまいます。「SDCクリーンボルト」はねじ面に何かコーティングはしているのか? |
A2. |
潤滑剤を使用しておりません!
「SDCクリーンボルト」は”無潤滑”で乾燥式の焼き付き防止処理です。
焼き付き防止として使用している「SDCプラズマ表面硬化処理」はメッキ・コーティングなどとは異なり、生地そのものを硬化させる処理の為、締結時に硬化層の剥離はありません。
異物混入がなく、食品関連設備でも安心してお使いいただくことができます。 |
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Q3. |
真空環境の使用の為、潤滑剤が使えません。
無処理でステンレスボルトを使用しているのですが、1回締めて外すとねじ山が痛んで(荒れて)しまいます。
「SDCクリーンボルト」は繰り返し使用が可能ですか? |
A3. |
繰り返し使用も可能です!
「SDCクリーンボルト」と無処理のステンレスボルト(SUS316L)で締め付け後の状態の比較を行った結果、「SDCクリーンボルト」は締め付けた後でもネジ部の状態は締め付け前の状態を保っていることを確認しています。 |
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Q4. |
高温環境下にてステンレスボルトを使用しているのですが、潤滑剤を嫌う環境です。
また、常温に戻してメンテナンスの為に取り外したところ、焼き付いて取れなくなっていることがあります。
設備保全、メンテナンスコスト削減の為に「SDCクリーンボルト」を使用しあいのですが、高温環境下でも使用は可能ですか? |
A4. |
高温環境でも焼き付き防止!
一般に潤滑剤の仕様や、メッキ・コーティングなどは温度が上がると揮発や変質、さらに膨張係数の差による剥離の恐れがあります。
「SDCクリーンボルト」は、200℃の高温環境に一定時間放置し、その後常温に冷却してねじを緩める試験を行った結果焼き付き現象は全く生じないことが確認されました。
また、試験後のねじは限界ネジゲージによるねじの精度試験にも合格しています。 |
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